仕事をしていればうまくいかずに叱られることもあると思います。ただ40代になるとそんな回数も徐々に減っていき、、予算の達成可否や、案件の成功/失敗だけで判断されることも多くなります。
今回は40代の私がここ1~2年で叱られたことについて書いてみます。40代でどんなことを叱られるのかという参考になればと思います。
成功の可否は計画段階で決まる、早く計画を練ること
計画を練り始めるのが遅いとよく言われました。
案件初期段階におけるのアクションのうち、顧客・営業を巻き込んだ打ち合わせ、そのための資料作成などが遅いということが大きかったと思います。初期段階は、要件整理・基本方針を決めていくフェーズでプロジェクト成功の可否を決める大切な場面なので、とにかく早くというのは基本ですよね。
今にしてみれば、キックオフ時にしっかりと役割分担していない、営業・社内関係者との業務分担・連絡方法に問題があったと思っています。
あとになって、自分がボールを持っていないと思っていたのに持っていたということも多かったです。
「具体化⇔抽象化」を何度も繰り返すこと
「つまりなんなのか?」ということをよく言われました。何かを整理する時に技術的な面(=具体化)から考える思考から抜け出せず、本当に苦労しました。
技術者の観点で見ると、どういった技術や手法で依頼のシステムを作り上げるか?を考えがちですが、本当に大切な事は「顧客の課題解決」であり、そのためには背景情報・目的などから抽象化を繰り返すことで本質にたどり着くことが必要と何度も言われました。
抽象化については資料作成に関しても言えることで、どんなパワーポイント資料であっても目次と概要の一枚で内容が分かるように抽象化するということも徹底しました。
徹底的にメンバーを活用すること
自分で数字を作りつつ、工数逼迫を防ぐためメンバーをうまく活用しろ!ということをよく言われました。
実際、サポートメンバーのスキルや、業務フェーズによって任せることが出来ない場合もありますので、自分の工数逼迫=メンバーを活用できていないとは一概に言えないと思います。
ただ、いつ工数逼迫するような状況になるか分からないのであれば、日々メンバーを教育し、何かあっても対応できる状況に備えていくことも必要。そんなことも言われました。
メンバーやパートナーの数が少なく、常に100%の稼働で働いている状態であっても、不慮の事態を想定して教育・スキトラしておく。理想は分かりますが、これは受けて側の理解が必要なことですから本当に難しいです。
まとめ
40代になって叱られることは少なくなっていますので、叱られた時は貴重な経験と思って受け止めたいですね。その中でも特に「具体化⇔抽象化」に関してはいまでも意識するようにしています。本質を捉えることができれば、顧客の背景情報まで捉えることが出来るようになりますので。
他の40代エンジニアの方が、どういったことで叱らるのか気になります。
それでは。